飼い主となる心構え
小型犬の平均寿命は、15歳くらいです。
ここをしっかり理解しておかないと、「なんでまだ5歳なのにいろんなところが悪くなるの?」などと悩んだり、病気になっても「まだ若いから大丈夫だろう!」と捉え取り返しのつかないことになる場合もございます。あくまで私たち人間よりもペットは早く歳を取っていきます。そのことを頭に入れていただき、愛情を持ってペットと接してくださいね。
お迎えについて
ワンちゃんを飼うということは命を預かるということです。これまで親元で元気に賑やかに育ってきた子犬ですので、飼ってすぐに一人で留守番させるようなことは避けてください。体調を崩す原因にもなります。
これからはあなたが親代わりとしてたくさんの愛情を注いで、たくさんの楽しい思い出を作っていってくださいね。当ショップでは販売後の子犬たちの健康状態やしつけ、フードの選択や与え方など、様々なご相談にも応じていますのでお気軽にご連絡ください。
トイレのしつけ
家庭に着いたその時から始めてください。寝起きや食後など子犬が床に鼻をつけ、においをかぎ始めたら、あらかじめサークルなどにセットしたトイレに抱いて連れていきます。子犬をトイレにのせ、排便、排尿をするまで黙って観察しましょう。
うまく出来たときは優しく声をかけながら犬の首などを
撫でてほめてあげる事を忘れずに!
トイレ以外の場所でしちゃった…!
トイレ以外の場所でそそうをしてしまったら、すぐにその場で叱ります。
時間が経ってから叱ってもなぜ叱られたのか犬にはわかりません。
子犬はデリケートですので強く叩いたり、大声で怒鳴ったりしてしまうと委縮してしまい、子犬の性格に悪影響を与えてしまうことがあります。叱る時は、ほめる時と正反対に、冷静な口調で叱るようにしましょう。声の調子を使い分けることによって飼い主の意思が子犬に伝わりやすくなります。
そそうをした場所はきれいに拭き、消臭剤でにおいを消しましょう。
健康管理について
ペットの寿命を延ばすためには日々の健康管理が大切です。食生活・生活バランス・運動など、人間と同じです。良質な食事を摂らせてあげて、規則正しい生活をして、お散歩や公園、遊具などでの運動を適度に行えば、平均寿命よりも長生きする場合もあります。ペットの健康管理はペット自身ではできません。100%飼い主様にゆだねられます。
手入れについて
動物の健康を保つためには、日ごろからの手入れがものすごく大切です。体中をくまなく触れることは、病気や異常の早期発見に繋がります。また、飼い主が犬の体をくまなく触れることは、スキンシップを図るとともに、リーダーシップを示すことにもなり、躾けのトラブルの未然防止にも期待できるものになります。
①ブラッシング
汚れや抜け毛を取り除き、つやのある毛にすると同時に、皮膚の血行を良くします。運動の後に、まず毛並みに逆らってブラシをかけて汚れを浮かし、次に毛並みにそってブラッシングをしてあげます。特に毛の抜け替わる時期には、入念にブラッシングを行うことが必要です。長い毛の犬はブラッシングを怠ると、毛玉ができて手が付けられなくなってしまいますので注意しましょう。犬種によっては定期的にカットが必要です。
②シャンプー
回数は飼う場所や毛の長さによって異なります。一般的には一か月に一回程度となります。
※子犬が家庭に到着したばかりの時は例え汚れていてもシャンプーは避けてください。シャンプーはワクチンの接種後2週間くらい経った後に始めます。
※シャンプーを頻繁に行うと、毛つやが悪くなったり、皮膚にうるおいがなくなったりとかえって皮膚病にかかりやすくなってしまいますので、やりすぎに注意しましょう。
③つめ切り
室内飼いの小型犬はもとより、充分に散歩している犬でも親指のつめ(狼爪-ろうそう-)は地面につかないので伸びてしまいます。伸びすぎたつめを放置すると、毛布などにからまり、つめを折ったりはがれてしまうことがありますので注意しましょう。
④耳の手入れ
耳の中のチェックは時々必要です。健康な犬だと耳垢はわずかでほとんどにおいません。
・においがきつい
・黒い耳垢がたまっている
これらの症状が出たときは必ず獣医師に相談しましょう。
綿棒などでのふき取りは、耳の鼓膜を傷付け、汚れを押し込むことになるのであまりよくありません。
⑤歯の手入れ
犬用の歯ブラシや、ガーゼを巻いた指で歯茎をこすってあげてください。奥歯の外側が、歯石の付きやすい場所となっていますので注意してください。歯石を放置しておくと歯肉炎、歯槽膿漏と病気が進行してしまいます。歯が悪いときは口臭がきついばかりでなく、心臓や肝臓などの病気の原因となる恐れが高くなります。